北極圏に近い島国アイスランド。火山と温泉が多く、漁業がさかんで、人々は長寿で自然を敬う精神文化があるなど、日本との共通点も多い島国です。水力や地熱などの利用が普及している環境先進国で、「電力は自然エネルギーが100%」。どの町にもそれを利用した温水プールがあり、子どもたちは一年中、授業で水泳を楽しんでいます。
2007年4 月、アイスランドを訪れ、子どもたちと写真撮影会を行ないました。北部の町イーサフィヨルズル、南部のヘイマエイ島、首都近郊の町セルフォスの3カ所にある学校の子どもたち、6歳から15歳、合計173名が参加。日常の中でそれぞれ大切に思っているものを自由に写しました。子どもたちの視点によって、極北の地の息吹が感じられる写真ドキュメントが生まれたのではないかと思いました(永武ひかる)。
*日本とアイスランドの子どもたちとの交流 2007-2008
ワンダーアイズプロジェクト in アイスランドの機会に、日本とアイスランドの子どもたちとの写真交流の橋渡しを試みました。2007年、横浜の学童保育の小学生たち(中田学童保育所おひさまクラブ)と写真プログラムを行ない、子どもたちが写して作ったポストカードを作成、それをアイスランドで写真プログラムを行なった学校で、紹介してプレゼント。また、2008年、長野市の小学校生徒たちが写して作った写真とメッセージを、同様に紹介して届けました。
「アイスランド語を学んでみたい」
「大きくなったら訪ねてみたい」
「アイスランドの子どもたちと一緒に遊びたい」
アイスランド交流 with 加茂小学校(長野県):2007年にワンダーアイズプロジェクトを行なったアイスランド。自然エネルギーの普及率も高い環境先進国のことを、日本の子どもたちにも知ってもらえたら、という願いがかなって、2008年2月、長野市の加茂小学校の全校生徒に、アイスランドの子どもたちが写した写真を見てもらったり、アイスランドのお話をしたりしました。加茂小学校は、長野冬季オリンピックの時の「一校一国運動」でアイスランドの選手たちを応援した学校です。アイスランド語を学んでみたい、大きくなったら訪ねてみたい、アイスランドの子どもたちと一緒に遊びたいなど、アイスランドへの関心が高まったいろいろな感想が寄せられました。
ワンダーアイズ写真展 「アイスランド」 展 in Japan
アイスランド子どもたちが、日常の中で大切なものを自由に写した。自然なまなざしが何気ないひとこまを写真で切り取った、その作品には、アイスランドの自然や環境とともに、根底にある文化や感性が映し出されていた。2007 年8-9月に東京で写真展を開いて、子どもたちが写した写真を紹介した。子どもたちが写した写真を掲載してアイスランドを紹介するプロジェクト・パンフレットも制作。
ワンダーアイズ写真展「子どもたちが写した環境先進国アイスランド」
2007年8月2日(木) -30日(木) 9:00-19:00 入場無料
会場:ギャラリーウオーク・汐留メディアタワー(共同通信本社ビル)3F 港区東新橋1-7-1 tel: 03-6252-8086
主催:ワンダーアイズプロジェクト
後援:アイスランド大使館
協賛:アイスランド航空、キヤノン株式会社、コニカミノルタプラザ、株式会社ダイヤモンド・ビッグ社「地球の歩き方」編集室B
ワンダーアイズ写真展「子どもたちが写した環境先進国アイスランド」
2007年9月1日(土) --10日(月) 10:30?19:00(最終日のみ15:00) 入場無料
会場:コニカミノルタプラザ 新宿高野ビル4F新宿区新宿3-26-11 tel:03-3225-5001
主催:ワンダーアイズプロジェクト、コニカミノルタプラザ
後援:アイスランド大使館
協賛:アイスランド航空、キヤノン株式会社、株式会社ダイヤモンド・ビッグ社「地球の歩き方」編集室