北極圏に近い島国アイスランド。火山と温泉が多く、漁業がさかんで、人々は長寿で自然を敬う精神文化があるなど、日本との共通点も多い島国です。水力や地熱などの利用が普及している環境先進国で、「電力は自然エネルギーが100%」。どの町にもそれを利用した温水プールがあり、子どもたちは一年中、授業で水泳を楽しんでいました。
2007年4 月、アイスランドを訪れ、子どもたちと写真撮影会を行ないました。北部の町イーサフィヨルズル、南部のヘイマエイ島、首都近郊の町セルフォスの3カ所にある学校の子どもたち、6歳から15歳、合計173名が参加。日常の中でそれぞれ大切に思っているものを自由に写しました。子どもたちの視点によって、極北の地の息吹が感じられる写真ドキュメントが生まれたのではないかと思いました(永武ひかる)。
*ヴェストマンナエイヤル Vestmannaeyjar(アイスランド南部ウエストマン諸島ヘイマエイ島)※写真の下に撮影者の名前と当時の年齢
*イーサフィヨルズゥル Isafjordur (北西部フィヨルドの町)※写真の下に撮影者の名前と当時の年齢
セルフォス Selfoss (首都レイキャビック近郊の町)※写真の下に撮影者の名前と当時の年齢
※アイスランドの子どもたちが写真を写したプロジェクトについては、こちら をご覧ください