地球の多様な生き物が息づく豊かな熱帯林。その一つがインドネシアのスマトラ島にある。トラ、ゾウ、サイ、オランウータンが共存する世界で唯一の森。けれども、スマトラ島では、それまでの過去25年の間に森の半分が消えた。スマトラ島の自然林減少と日本人のくらしにはかかわりもある……
2009年、WWFジャパンとWWFインドネシア、ワンダーアイズプロジェクトのコラボレーションで、スマトラ島で子どもたちと写真プログラムを行なった。インドネシアの子どもたちがスマトラの国立公園周辺で写真を写し、写した写真を日本の子どもたちと写真交流。続く2010年、国際森林年を中心に、インドネシアと日本で写真展を開催…
スマトラの森 SUMATORA FOREST
ワンダーアイズプロジェクト in スマトラ
Wonder Eyes x WWFジャパン/WWFインドネシア
*以下クリックでページ下へジャンプ
地球の多様な生き物が息づく豊かな熱帯林。世界では毎年、熱帯林を中心に日本の面積の約1/3の森が消失しています。日本に近い貴重な熱帯林の一つがインドネシアのスマトラ島にある。トラ、ゾウ、サイ、オランウータンが共存する、世界で唯一の森や、アマゾンの2倍を超える植物が認められた豊かな森もある。けれども、スマトラ島では、それまでの過去25年間に森の半分が消えた。島内に広く分布していたスマトラゾウは多くの場所で
すみかを失い、その数は8割以上も減ったと推定されている。広範囲に森が伐採され、伐採地に栽培されるアブラヤシ(パームオイルの原料)やアカシア(紙の原料)は欧米諸国や日本に輸出されているので、スマトラ島の自然林減少と日本人のくらしには深いかかわりもある。
*スマトラの動物についてはこちらへ
写真プログラム in インドネシア2009
2009年10月-11月、WWFジャパンとWWFインドネシア、ワンダーアイズプロジェクトのコラボレーションで、スマトラ島で子どもたちと写真プログラムを行なった。
WWFジャパンの柴田さんと小森さん、ワンダーアイズプロジェクトの永武がWWFインドネシアのスタッフと一緒に活動。フィールドは、スマトラ島の南部ブキ・バリサン・セラタンと中部テッソ・ニロという貴重な自然が残されている2つの国立公園とその周辺。インドネシアの子どもたち、6際から17歳までの174名が参加した。国立公園や付近の学校やに集いカメラの使い方などをレクチャー、国立公園の自然にふれながら、デジカメを使って撮影会、その写真をポストカードにして、日本の子どもたちと交換・交流も行なった。また、レンズ付きフィルムもでも撮影、家に持ち帰って日常のひとこまを思いのままに切り取った。
写真教室には、WWFインドネシアのスペシャルサポーターの、国民的な人気ミュージシャンのヌギとトップモデルのダヴィーナも訪れ活動に協力、インドネシアのメディアでも紹介された。
この子どもたちが写した写真は、国際森林年の2010年、2月にインドネシアで、3月以降に日本で、スマトラにすむ動物たちの写真とあわせて、多数の写真展を開催した。
ワークショップ in スマトラ ミニビデオ
写真展 in インドネシア2010年2月
ワンダーアイズ写真展in ジャカルタ 2010年2月12日-13日、トラ年旧暦新年にあたり、WWFインドネシアがジャカルタのMenteng Parkで開催したイヤー・オブ・タイガーのイベントで、スマトラの子どもたちが写した写真・ワンダーアイズ写真展が開催された。続いて、2月16日-26日にジャカルタの国際交流基金の展示室でも展示された(WWFインドネシア主催)。スマトラから、自分が写した作品を見に来た子どもたちも喜んでいました。ワンダーアイズプロジェクトの永武もパネルディスカッションに参加。
写真展にはインドネシアの写真家ジェリー・アウルンが言葉を寄せてくれました
※ジェリーの英文はこちらをご覧ください。
WWF x Wonder Eyes Project「スマトラの森」で、プロジェクト・パンフレットを作り、展示会場やイベント等で配布しました。スマトラの自然や環境、絶滅の危機にある動物たちについて、インドネシアの子どもたちが写したスマトラの写真を掲載したビジュアル・パンフレットです。
パンフレット・くわしくはこちらへ
「スマトラの森」写真展 in 日本
国際森林年にあたる2010年を中心に、日本で多数の写真展を開催しました。インドネシアの国民的ミュージシャンで、WWFインドネシアの親善大使のヌギも来日して、メッセージを伝えてくれました。
スマトラの森 SUMATRA FOREST
WWF x Wonder Eyes Photo Exhibition
2010年3月24日(水) - 4月22日(木) 9:00-19:00
ギャラリーウオーク・汐留メディアタワー(共同通信社本社ビル)3F 港区東新橋1-7-1
主催:ワンダーアイズプロジェクト WWFジャパン/WWFインドネシア
協賛:キヤノン株式会社
WWFジャパンとWWFインドネシア、ワンダーアイズプロジェクトは協力して、スマトラ島で子どもたちと写真プログラムを開催(2009年10-11月)。島の南部ブキ・バリサン・セラタンと中部のテッソ・ニロという貴重な自然が残されている2つの国立公園周辺で、6歳から17歳の174名が参加して、自然にふれながら思いのままに写真を写した。豊かな森のそばに暮らす子どもたちが何をみているか、その写真と、スマトラにすむ野生動物の写真とあわせて展示。会場でパンフレット配布。
スマトラの森 FOREST CALLING
WWF Japan/WWF Indonesia x Wonder Eyes
2010年6月1日(火) - 11日(金)
コニカミノルタプラザ ギャラリーA 新宿区新宿3-26-11新宿高野ビル4F
コニカミノルタプラザ企画展
主催:コニカミノルタホールディングス株式会社
WWFジャパン/WWFインドネシア WONDER EYES PROJECT
協賛:キヤノン株式会社
世界環境デーを含む、6月の環境月間に、コニカミノルタプラザで写真展を開催
展示内容:スマトラの森の多様性あふれる自然や動物、伐採風景、人々の暮らしのカラー写真約50点(地元の子どもたちが写した写真も含む)及び映像展示。
WWFジャパンとWWFインドネシア、ワンダーアイズプロジェクトは協力して、スマトラ島で子どもたちと写真プログラムを開催(2009年10-11月)。島の南部ブキ・バリサン・セラタンと中部のテッソ・ニロという貴重な自然が残されている2つの国立公園周辺で、6歳から17歳の174名が参加して、自然にふれながら思いのままに写真を写した(デジカメとレンズ付きフィルム使用)。この子どもたちが写した写真や、スマトラにすむ動物たちの写真、映像などをあわせて紹介。会場でパンフレット配布。
NUGIE @ 写真展・コニカミノルタプラザ
インドネシアの人気歌手でWWFインドネシア親善大使のヌギ来日。 開催中の写真展「スマトラの森」会場を訪ねて、飛び入り、ミニライヴしてくれました!
写真展のほか、大学やエコライフ・フェア2010のステージでアース・ソングを熱唱。心に響くメッセージを伝えてくれました。
※ヌギについてはこちら
ヌギの熱唱、ミニビデオ、まだ下のページにも続きます
森のすみかが減ってしまい、孤児になった子ゾウのトミィ...
森が急激に減っていることから、数々の問題が起きています。たとえば、スマトラゾウは、かつて島内に広く分布していたスマトラゾウは多くの場所ですみかを失い、その数は8割も減ったと推定されています。そのためゾウが畑に出てきて作物を荒らすために、住民に殺されてしまうこともあります。その緊急の対策として、WWFは住民と野生のゾウとの衝突を未然に防ぐ活動をしています。飼育ゾウのパトロール隊を組織し、集落や畑に近づくゾウを傷つけずに森に追い返します。そういう森で、パトロール隊についてきて離れなくなった孤児の子ゾウに出会いました。当初は隊のゾウから拒絶されていましたが、今では隊のゾウが母親代わりになって一緒に暮らしています。このようなことが再び起きないように、また、この子ゾウも無事に成長できるよう、森が守られ、人間とも共存できるような社会環境ができることを願ってやみません。
*スマトラの動物についてはこちらへ
スマトラの森と、孤児の子ゾウ・トミーと
多様な生き物が暮らすスマトラの森と、急激に失われている森。その森で孤児になった子ゾウ・トミーと、ゾウのパトロール隊の短い記録。
2010年6月、写真展「スマトラの森 」Forest Calling」WWF Japan/WWF Indonesia x Wonder Eyes Projectで紹介した映像。
子ゾウのトミー by なかむらきりんさん
アーティストのなかむらきりんさんが、孤児の子ゾウ、トミーを想って作品にしてくれました。「スマトラの森」写真展@コニカミノルタプラザ、巡回展などで展示しました。ほぼ等身大、トミーがそこにいるかのように、大人気でした! きりんさんは、紙の張り子の立体を作っている造形作家さんです。きりんさんのブログはこちら
孤児の子ゾウ・トミーなどスマトラゾウのミニ展示
2010年6月1日-10月7日
@コニカミノルタプラザ スペース・エコの森
6月にコニカミノルタプラザで開催あした「スマトラの森 Forest Calling」展でとりあげたスマトラゾウの追加展示。
なかむらきりんさんの作品、紙でできた子ゾウも一緒に。
写真展&スペシャル・イベント at 東京外国語大学
写真展「スマトラの森Sumatra Forest」@東京外国後大学 2010年5月22日-6月11日
主催:WWFジャパン/WWFインドネシア、ワンダーアイズプロジェクト 共催:東京外国語大学オープンアカデミー
協賛:キヤノン株式会社、コニカミノルタホールディングス(株)
*WWFxWonderEyees 写真展「スマトラの森 Sumatra Forest」巡回開催。
スペシャルイベント&交流事業:
WWFインドネシアのオフィシャル・サポーターで、インドネシアの人気男性歌手ヌギさんのトーク&演奏会とインドネシア語学科の学生さんたちと交流授業も行なわれました。
NUGIE SPECIAL
(東京外国語大学市民講座の一環として開催)
インドネシアの人気歌手NUGIEヌギが語る
スマトラの森--インドネシアの自然と文化
2010年6月4日(金)18:00-20:00 入場無料
東京外国語大学アゴラ・グローバル プロメテウスホール
東京都府中市朝日町3-11-1
インドネシアの自然、世界の自然の問題について、歌を交えたカジュアルなトーク
*インドネシア語のおしゃべりに通訳
主催:東京外国語大学オープンアカデミー
共催:WWFジャパン/WWFインドネシア、ワンダーアイズプロジェクト
問合せ先:東京外国語大学総合国際学研究院 インドネシア語専攻 青山亨研究室
リーフレット:graphic design by Sachiko Maruyama
写真展「スマトラの森」関連イベント(ミニ・ビデオその3)
2010年6月インドネシアの人気歌手でWWFインドネシア親善大使のヌギが来日、 大学でのステージから♪「もし地球がしゃべれたら」。 日本人ミュージシャン加藤啓明さんとのハーモニー抜粋
エコライフ・フェア2010参加
2010年6月5日(土)-6月6日(日)10:00-17:00 代々木公園ケヤキ並木(NHKホール前)/イベント広場
6月5日は世界環境デー。インドネシアの人気男性歌手でWWFインドネシア親善大使のヌギさんが、エコライフ・フェア2010のステージに登場。
-- インドネシアの国民的人気ミュージシャン、ヌギが歌う♡ラブ・アース
WWFxWonderEyesのブースも来訪、スマトラの森についてもよびかけがあり多くの人々にメッセージを伝えてくれました
写真展「スマトラの森」関連イベント(ミニ・ビデオその2) 2010年6月、インドネシアの人気歌手でWWFインドネシア親善大使のヌギが来日。 都内の大学や、6/5世界環境デーに代々木公園で開かれたエコライフ・フェア2010のメインステージでアース・ソングを熱唱。
「スマトラの森」写真展巡回 よこはま動物園ズーラシア & ワークショップ
貴重な熱帯林が残るインドネシア・スマトラ島。熱帯の森を感じながら現状を知ってもらい、自然と人間の共存についてあらためて考える機会になることを願って、その豊かな森に住む野生動物や人々の暮らし、そして地元の子どもたちが写した自然や失われゆく森の様子などを展示。
「スマトラの森」写真展 2010年7月14日-8月30日
よこはま動物園ズーラシア 園内アマゾンセンター
主催:WWFジャパン、ワンダーアイズプロジェクト 共催:よこはま動物園ズーラシア
協賛:キヤノン株式会社、コニカミノルタホールディングス(株)
*2010年、8月4日と5日、同園主催でフォトディスカバリー写真教室開催。
WWFジャパンの小森さんが動物のふるさとのレクチャー、ワンダーアイズ代表の永武が写真教室の講師をしました。 子どもたちは動物たちが写した写真は「スマトラの森」写真展会場入口に飾られました。
写真展 スマトラの森 巡回展 @キャンピカ明野ふれあいの里
写真展 スマトラの森 WWF x Wonder Eyes Project 2010年9月17日-10月14日
キャンピカ明野ふれあいの里SPACEKLEE@センターハウス
山梨県北杜市明野町浅尾5260-5
木々に囲まれたロッジやキャンプ場のセンターハウスでの展示
主催:WWFジャパン、ワンダーアイズプロジェクト
協賛:キヤノン株式会社、コニカミノルタホールディングス(株)
※この展示は2010.3月ギャラリーウオーク (汐留メディアタワー)での展示「スマトラの森」巡回展
*写真ワークショップ(協賛:キヤノン株式会社)
写真展開催中の10/9-10、子どもたちに写真ワークショップを開催しました。映像紹介やミニレクチャー、森を散歩しながら撮影会。前日の大雨から一転した秋晴れの中、木漏れ日を浴びながら、きのこや
紅葉し始めた葉っぱ、森の生き物などが写しだされました。写真を選んでプリントにして、会場に飾ったり、木工クラフトをフレームにして作品に仕上げました。
写真展 スマトラの森 巡回展 @モンベルクラブ
スマトラの森 FOREST CALLING 写真展 @モンベルクラブ・サロン
全国巡回展
2010年9月 -- 2011年5月
主催:WWFジャパン/WWFインドネシア、ワンダーアイズプロジェクト
特別協力:コニカミノルタプラザ
協賛:キヤノン株式会社 株式会社モンベル
※この展示は2010.6.1-6.11開催した「スマトラの森Forest Calling」の巡回展示です。
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graphic design by Sachiko Maruyama
・ 渋谷店 9月4日(土)-20日(祝・月) 渋谷区宇田川町11番5号 モンベル渋谷ビル tel: 03-5784-4005
・ 名古屋店 9月25日(土)-10月30日(土) 10:30-20:00 名古屋市中区栄3-18-1ナディアパークロフト6F tel: 052-265-2080
・ 高松店 11月5日(金)-28日(日) 10:00-22:00 高松市香西本町1-1 イオン高松ショッピングセンター1F tel: 087-842-7707
・ 諏訪店 12月4日(土)-2011年1月3日(月) 10:00-21:00 諏訪市沖田町5丁目10番 諏訪ステーションパーク内 tel: 0266-71-1577
・ 金沢店 2011年1月8日(土)-30日(日) 10:00-20:00 金沢市本町1-5-3 リファーレ1F tel: 076-260-2561
・ 奈良店 2011年2月5日(土)-27日(日) 9:00-21:00 奈良市二条大路南一丁目3-1イトーヨーカドー奈良店4F tel: 0742-36-7452
・ グランベリーモール南町田店 2011年3月5日(土)-27日(日) 10:00-20:00 町田市鶴間3-4-1グランベリーモール内 tel:042-788-3535
・ 青森店 2011年4月2日(土)-24日(日) 10:00(日祝は9:00) -21:00 青森市三好2-3-19マエダガーラモール104 tel: 017-761-5112
・ 岡山店 2011年4月30日(土)-5月22日(日) 10:00-20:00 岡山市南区下中野1412-1 tel: 086-242-2430
写真展を見てのコメントから
会場に置いた感想ノートに心に響くコメントがありました。
みなさま、ありがとうございます! 抜粋にて紹介させていただきます。
「私たちの知らない所でヒトも動物も一生懸命生きているのですね。。。
自然の色のすばらしさ この空間で しばしいやされた気がしました。thank you」
「スマトラの現実に驚きました
希望の光がみいだせますよう祈りつつ……」
「1日もはやくスマトラの森林破壊がとまることを祈っています。」
「考動!!」
「スマトラの森の現状を知りとても心が痛みました。
小さな事からしつずつ森のためにできることをしたいです。」
「どこの国でも子どもはかわいいんだなって思いました
写真の子どもの笑顔をみると幸せそうに思います。また来たいです。
「子どもがゾウさん好きで、たくさんゾウさんがいて大喜びでした。
子ゾウのトミーが元気に過ごせる森が、いつまでも元気であってほしいですね。。。
ありがとうございました。」
「すべての絵が美しく、心がキレイになりました!
この気持ちをもてば幸せになれると。
全世界の人が思えれば☆と思います
ありがとうの気持ちをありがとう ♡mont bell 」
「僕の名はトミー。
子ゾウのトミーが幸せそうで本当によかったです。
名前が同じなのでほんとに良かったと思いました。森の景色、子供の写真がよかったです。
縁で切りとられた絵のような感じがなく、見ている僕の周囲にも森やブッシュが広がって、
湿気がただよう感覚を得ました。ありがとうございます。
これから、FSC商品などにイシキして生活していきます。 トミー。」
「本当の自然て、こういうことなんだようなぁ。と思いました。
野生の動物たちもなんか生き生きしている!! 」
「子ゾウのトミーがかわいかったです。」
「子どもたちと動物 森…… すごい!」 Shoko
「写真を見て、改めて動物と人間は共に生きてると感じた。
ゾウの表情は可愛らしく、その他の動物も生きてると感じた写真だと思った。
スマトラの森林を守っていきたいと私自身思いました。
人間と動物が共に生きることが出来る世界が来ますよーに祈ってマス」
「ステキな世界でした。
未来の子どもたちに残したい笑顔と風景です。
思いが強まりました。Thank you!!! 」
「あたしは世界を変えます Take ヨシ りょーた」
「子供達の澄んだ目が素晴らしい一瞬、残しておきたい場所、
不都合な真実を写していますネ。」
「全ての写真が鮮明で、スマトラ島へ行って見聞しているような感じがします。
人間と共存する野生の動物たち、植物などの生命を大切に保全しなければならない
環境問題をリアルに描写しています。」
「ちきゅうをたいせつに。やせいのどうぶつをたいせつにする !!」
「いろいろな虫や動物がいてすごいなと思いました。」
(会場の感想ノートより抜粋)みなさま、ありがとうございました!